「黒字経営を続けることは当然だ」
このように考える方も多いと思います。
しかし、2021年に公表された「国税庁統計法人税表」によると、全国の普通法人の65%が赤字法人という調査結果が分かりました。
そこで今回は「黒字経営を続ける2つのポイント」と「黒字経営を続ける鉄板の施策」をご紹介します。
リフォーム会社の赤字経営の要因となるポイント
むやみに人材を増やしている
営業や職人を増やすことで、今まで以上にお客様獲得に繋がり、納期のスピードを上げることは可能です。
しかし、むやみに人材を増やすことで、人件費としての固定費が大きくリフォーム会社にのしかかり、首を締めかねません。
また、人を採用するとなると、人件費の他にも採用や研修にかかる費用も発生します。
人材が定着すればいいですが、早期離職となってしまえば、時間も費用も水の泡となります。
人件費は、リフォーム会社の利益が上がらなくても発生し続けるものなので、人材を増やすときは、その点も加味した上で、採用を検討しましょう。
黒字経営を続ける2つのポイント
①目先の売上だけを考えない、お客様との関係性作り
目先の利益を優先してしまうことで
・安さがセールスポイントになってしまい、結果儲からない
・お客様からの信頼を得ることができなく、リピートにも繋がらない
・その場の契約のことだけを考えて、押し売りすることで、お客様の離反だけでなく、従業員の退職も招く
このようにメリット以上にデメリットが大きく、会社は成長しません。
もちろん、目先の売上も大切ですが、まず第一に考えるべきことは、お客様と末永く良好な関係を維持することが重要です。
お客様の満足度が上がれば、クチコミにより次のお客様にも繋がります。
また、満足度の高いお客様レビューはリフォーム会社の信頼度を向上させます。
②リフォーム原価と経費の見直し
原価や経費を見直すことも、黒字経営を続ける上で必要です。
しかし、原価を下げることだけにこだわりすぎてしまうと、品質が下がり、欠陥工事に繋がる恐れもあります。
欠陥工事などが起きてしまった場合、クチコミやSNSなどで広がり、お客様からの信用度は下がり、黒字赤字だけではなく、経営問題にも繋がりかねません。
原価を見直す際は、品質を下げないことを前提に取り組みましょう。
黒字経営継続の鉄板は「集客の仕組み化」
黒字経営を継続させるために、何よりも優先して取り組むべきことは、集客の仕組みづくりです。
「営業を頑張り続ければ大丈夫」
このような考えで、目の前の仕事や現場をこなし続ける日々では、長くは続きません。
集客の仕組み化を整えることからまず始めましょう。
仕組みがきちんとしていれば、経営は自ずと安定します。
集客方法は沢山ありますが、その中でも今の時代必ず取り入れるべき方法は、YouTubeです。
昨今では、何かを調べる際に、YouTubeを使って調べる人が増えています。
YouTubeは、無料で簡単に始めることができ、効果的に活用することが出来れば、自社のサービスを知らなかった人でも「ファン」になってもらうことができ、顧客化へと繋げることができます。
特にリフォームは、ビフォーアフターの様子や、デザイン性など、テキストでは伝えることができない魅力を、動画を通して伝えることで、イメージしやすく安心感を持ってもらえるためリフォームと動画は、非常に親和性があります。
また、お客様インタビュー動画を投稿することで、よりリフォーム会社の信頼性を高め、集客に繋がりやすくなります。
YouTube上に動画を投稿することで、非公開にしない限り、永遠に自社のPRをし続けてくれるため
「いずれYouTubeはやろうかな」
「もう少し会社が落ち着いたらやろうかな」
このように先延ばしにしていることは、非常にもったいないです。
まとめ
赤字経営の要因を把握するだけではなく
「黒字経営にするためにどうすべきか?」
について、経営者だけでなく会社全体として、正しい対策を取ることが大切です。