「リフォーム工事前、近隣住民の方々にどのように挨拶したら良い印象をもってもらえるのか?」
このように悩まれているリフォーム会社も多いかと思います。
そこで今回は「リフォーム会社が挨拶回りを行う際の3つのポイント」についてご紹介します。
挨拶すべき近隣住民の範囲とは?
マンションの場合は、上3軒、下3軒、両隣の計8軒に住んでいる方々に挨拶をすることが一般的な範囲です。
さらには、階段やエレベーターを使用して機材や資材を搬入する場合は、階段、エレベーター付近の住民の方々へも挨拶しておくとより良いでしょう。
近隣住民の方々に挨拶すべき時期と時間帯
近隣住民の方々に挨拶をするタイミングは、リフォーム工事が始まる1週間前までに済ませましょう。
多くの方が忙しい平日は避け、休日の午後以降に挨拶に行くことがおすすめです。
早めに挨拶を済ませておくことで、近隣住民も心づもりや対策ができます。
挨拶時に説明すべき内容と持参すべきもの
挨拶時に説明すべき主な内容は、以下の5点です。
・今回のリフォーム内容
・リフォーム開始日時と終了日時
・リフォーム工事を行う曜日と時間帯
・リフォーム会社が駐車するスペース
・緊急連絡先(工事依頼主とリフォーム会社)
この5点を伝えた上で、以下をお渡ししておきましょう。
・手土産
・名刺
・工程表
・注意事項用紙
工程表を渡す理由としては
「〇〇日は工事音が発生します」
「〇〇日はトラックが出入りします」
ということを事前にスケジュールとして、近隣住民の方々にも把握しておいて頂くことで、近隣住民の方々も安心して過ごせます。
特に騒音などで、迷惑をかけてしまいそうな時間帯はきちんと伝えておきましょう。
また、口頭説明だけの場合、後々になって
「〇〇とは聞いてない」
「〇〇に関しては説明しました」
という風に、言った言わない論争になってしまう可能性が高いです。
そのため、口頭で説明したとしても、きちんと書面でもお渡ししておきましょう。
一方で、そういった点をないがしろにしてしまうと、お客様が近隣住民の方々と人間関係が悪くなってしまう可能性があります。
そのため、リフォーム会社がお客様に代わって責任をもってきちんと対応することが大切です。
もし、近隣住民の方が不在の場合は、粗品のタオル、名刺、工程表、注意事項用紙と手紙を添えてポストに入れておきましょう。
しかし、ポストに投函して終わりではなく、後日もう一度挨拶に行きましょう。
挨拶時に持っていく手土産の相場と定番アイテム
リフォーム工事の挨拶に持っていく手土産の相場は、一般的には500〜1,000円程度です。
高価なものだと、かえって気を遣わせてしまうため高価なものは避けましょう。
・洗剤
・石鹸
・タオル
・サランラップ
日用品で貰っても困らないものを選ぶのがおすすめです。
お菓子などは、アレルギーなどの問題があるため、日用品の方が無難です。
リフォーム会社が挨拶回りを行う際の3つのポイント
①信用、信頼してもらえるような誠意ある行動
一番大切なのは、近隣住民の方々に信用、信頼してもらうことです。
しかし、言葉で
「信頼してお任せください」
と言ったところで、信用や信頼を勝ち取ることは難しいです。
挨拶をする際に
・丁寧に今回のリフォーム工事について説明する
・近隣住民の方々が不安に思われることを先取りして説明する
誠意ある行動で示すことが大切です。
②挨拶は手短に済ませる
こちらのためにわざわざ時間を割いて頂いているため、挨拶はなるべく手短に済ませましょう。
③リフォーム工事完了後も挨拶は忘れずに
リフォーム工事完了後も
「おかげさまで無事にリフォーム工事が終わりました。ご協力ありがとうございます」
という風に、お礼としてもちろん近隣住民の方々に挨拶すべきです。
短い挨拶だけでも構わないので、リフォーム工事完了後も忘れずに挨拶をしましょう。
まとめ
リフォーム工事は騒音やホコリなどで近隣住民の方々に迷惑をかける可能性もあります。
しかし、事前の挨拶をきちんと行えば、思いがけないトラブルやクレームを回避することができます。